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200211(Tue.) HAKUBA DeepPow Week : DAY6

 

2/11(火)、祝日建国記念日

今回の寒波の山場となりそうな

ピーカン予報の祝日

 

行き先に迷いましたが

結果、八方2セットとなりました

 

暖冬の今シーズン

ラスト(?)とも噂される

冬らしくかつ晴れ予報の休日

 

前日のそれなりの降雪もあり

朝一八方ゴンドラ乗り場は激混み

 

でも、”人の流れもまた自然”

と最近は思えるようになってきました

この日程で旅系期待で

エントリー頂いたゲストにも

その点も含め、コンディション説明し

白馬メインストリートへ

 

しかし上がってみるとやはり山は山。

上部はなかり風が強そう、

雪面にも風の影響が見える、、

自然は人間の都合は全く意に介さない

 

ということで早めのドロップに

 

メインストリートだけに

他のパーティ同士(自分ら以外の)の

ラインの交錯によるコミュニケーション不全を

目の当たりにするなど

ヒューマンファクターがたっぷり

 

ガスにも巻かれましたが素早い行動で

柔らかそうなところを落としました

 

 

順調に2周目ハイクアップ

上は抜けているが

中標高は濃いガスがかかる

 

逆転層で上は非常に暖かく

ガスの中は寒い

ガスシールド期待で南側に落とすことに

 

かなりのホワイトアウトの中

尾根地形を下りたのですが

コル状の平らなスリバチ地形で

半径50mくらいのリングワンデルング!

ぐるっと回って自分のトレースに戻る

すぐさまGPSに頼りました

 

後で聞いたいのですが八方尾根かと思って

崩沢への尾根をしばらく

降った人もいたようです!?

下手に知ってる地形だけに

思い込みバイアスが仇となるかもしれません

 

八方のいくつかあるケルンは過去の

ルートミス遭難などをきかっけに

建てられたらしいです

迷ったら尾根に登れという教訓は重要です

吹雪、ホワイトアウトでの

尾根下り・平原は怖いですね

 

そんな出来事もありながらドロップポイントへ

 

 

向きによっては

昇温・日射によりもっちり感は出てきましたが

許せる範囲

ガスの効果もあってか

方位選べば日射の影響もない最高の雪

 

 

最後のゲストにもう少し攻めたラインを誘導

そこで雪崩Size1.5誘発させてしまいました

ゲストは少し流されたものの埋没などはありませんでした

破断面は昨晩の降雪内でしょうか

ウィンドスラブは感じない、いい雪でしたが

思ったよりも伝播しました

日中の昇温によるスラブ化に感じました

 

 

 

前日までの期待とは裏腹に

結果的になかなかの気象条件でしたが

移動機関フル活用でたくさん柔らかい雪が滑れて

最後は大繁盛のジェラートPitIn

白馬を感じる充実の1日になりました!