アルパカラフトにはニーズに合わせて様々な仕様があります。どれがあなたに最適でしょうか。妥協点はどこでしょうか!? サイズは? スプレーデッキはつけますか? カーゴフライとは?……等々。 在庫から選択しますか?、自分仕様でオーダーしますか? ツアーなどで試乗後にしますか?
あなたがアルパカラフトに求めるものは何ですか?優先することはなんですか?
■オールパーパス/多目的
- 1人乗り: Alpaca, Yak, Llama, Mule, FjordExplorer
- 2人乗り: Gnu, Explorer42
■ローイングでの使用 (全て別売のローフレームキットが必要、Gnuはグラブループカスタムも必要)
- 1人乗り: FjordExplorer, Gnu,
- 2人乗り: Gnu
より具体的な目的別、
■ホワイトウォーターで(スプレーデッキ仕様を推奨)
- ハイパフォーマンス: Alpackalypse
- ホワイトウォータースタンダード: Alpaca, Yak, Llama, Mule,
- ホワイトウォーターで2人乗り: Gnu, Explorer42
- ホワイトウォーターローイングスタイル: Gnu(要カスタム)
■ウルトラライトバックパッキングに取り入れて
- 静水でのみしか使用しない: Ghost, Scout, CuriYak
- 穏やかな川を横切る渡し船として: CuriYak, Alpaca
- 2人なら2艇より2人乗りボート1艇で: Explorer42
■フラットウォーター(静水)でのスピード重視
- 1人乗り: FjordExplorer, Mule,
- 2人乗り: Gnu, Explorer42, DoubleDuck
■フィッシングに(全てのボートは釣りに向いていますが、若干の特徴を)
- ウルトラライト: Ghost, Scout, CuriYak
- 2人乗りドリフトボート: Gnu(要カスタム)
- ローイング: FjordExplorer, Gnu(要カスタム)
- 高い安定性: Mule, Explorer42, Gnu,
■重たいものを運びたい
サイズ選択について考えましょう
■右のサイズチャートを参考に実際のサイズを比較検討してください。(各艇のサイズ詳細はオンラインショップ各商品説明欄にも記載)
■Alpaca, Yak, Llamaのサイズ選択について(オンラインショップ商品説明より抜粋)
アルパカラフトのスタンダードシリーズは「アルパカ(S)」「ユーコンヤック(M)」「デナリリャマ(L)」の3サイズから成り、基本的には身長・股下に よって選択します。操作性を重視する場合は、下記の推奨サイズを参考に、なるべく下半身がフィットするようにタイトに乗り、足をコクピット内で突っ張るこ とにより”下半身をフレームとして”ボートに張りをだします。ゆったり乗りたい、荷物が多い・大きいというようなシュチュエーションでは、大き目のモデル の方が快適な場合もあります。
推奨サイズ | 身長 | 股下 |
---|---|---|
アルパカ(S) | 173cm以下 | 81cm以下 |
ユーコンヤック(M) | 173~183cm | 83cm以下 |
デナリリャマ(L) | 183~190cm | 88cm以下 |
身長の割に足が長い方や、体重がある方は、推奨サイズよりワンサイズ大きい方が、最適な場合があります。また、身長の割に、座高が高い方は、小さいボート の方がフィットする場合もありますが、重心が高くなる為、不安定になることもあり、フィット感より全体的な重量バランスを優先した方がよい場合もありま す。
スプレーデッキは必要ですか?どれにしますか?
スプレーデッキはあなたのボートを水しぶきから守り、よりドライで温かい状態を保ちます。スプレーデッキはボート本体に溶着され、米国アルパカラフト社ファクトリーでしか取り付けできません。使用済みボートに新しくスプレーデッキを取り付ける場合は、古くなったボートのスプレーデッキを取り替える場合は、米国アルパカラフト社ファクトリーにて行います。(冬季) スプレーデッキ取り付け可能モデル:Alpaca, Yak, Llama, Mule, Fjold Explorer, Gnu
■クルーザースプレーデッッキ Alpaca, Yak, Llama, Mule, Fjold Explorer,
- 【長所】ポール(コーミング用)もスプレースカート(PFDの下に着用)もなくシンプル、セットアップが楽
- 【短所】波が大きい所では、コクピットに水が入りやすい。激しく動くとスプレーのベルクロ( マジックテープ)が剥がれやすい。
- 【長所】ジッパーでデッキ部分が取り外し、もしくは前部にロールアップできる。
- 【短所】縫い目が多くなり、強い力が加わるとそこから壊れることもある。扱いに慣れるまでは注意が必要。
- 穏やかな場所での使用にオススメ。
■ホワイトウォータースプレーデッキ Alpaca, Yak, Llama, Mule, Fjold Explorer,
- 【長所】4本のポールでコーミング部を形成し、カヤックスタイルのスプレースカートをPFDの下に着用。水はほぼコクピットには入らない。
- 【短所】慣れるまではセットアップが面倒
- 【長所】クルーザースプレーデッキに比べ、縫い目が少なく故障しにくい。
- 【短所】デッキ部分は取り外せない。コクピットに水が入ると抜きにくい。ラップした場合も。
- ホワイトウォーター、悪天時に最も効果的。
- 2つの円形コクピット、2つスプレースカートから成る、2人乗り用唯一のスプレーデッキ。
- センターニーリングチューブに立ち膝姿勢、いわゆる”C2″スタイルで使用
- デッキ部分はジッパーで本体から取り外し可能。
■スプレーデッキなし Alpaca, Yak, Llama, etc,
- 【長所】シンプルで故障しやすい箇所が少ない。水が入っても抜くのが簡単。
- 【短所】波が高い所では水が入りやすい。
- 穏やかな場所のみでの使用にオススメ。
カーゴフライは必要ですか?
カーゴフライは気密性のあるジッパーにより、チューブの気室内を荷室にするカスタムです。カーゴフライカスタムができないモデル:スターン(船尾)部分の小さい Scout, CuriYak, Ghost
- 【長所】バウ(船首)の大きな荷物から解放されることにより、遮られるものがなく視界が拡くなり、低重心で左右に分散された荷重配分により、安定性、操作性が向上する。
- 【長所】荷物がより多く、ドライに、冷えたまま運べる。
- 【長所】コンセプトとして1気室であるアルパカラフトを、3気室のボートに変える。
- 【短所】ジッパーのメンテナンスをしていないと、不具合により、ボートが使用できなくなります。
- 【短所】日帰りなどやロードサイドでの使用がメインで、荷物が少ない場合はカーゴフライは必要ありません。
- 【短所】ボートの中の食べ物に動物が反応するでしょう。
- 【短所】ボートに悪影響を与えないように、パッキングに慣れと計画性が必要です。
タイダウン追加カスタムは必要ですか?
フリップした際につかみやすい場所に、ロープを張った方がよいという事もあるかと思いますので オススメは「B」の場所(スターン側サイドに2箇所)です。
後でご自身でつけることも可能ですが、接着剤に最適な物が入手困難です。
もし「ホワイトウォータースプレーデッキ」を選択されるような場所に行くのであれば、上記のように、後ろ2箇所に追加しておくのがベストです。
「カーゴフライカスタム」をした場合も、ジッパーに干渉しない場所にロープを張れるという点から上記の場所が非常に有効です。
マルチカラーカスタムは必要ありませんか?
通常の単色意外に、専用のオーダーシートにてご指定いただくことで、好きなカラー配置でのオーダーが可能です。この「マルチカラーカスタム」サービスは追加料金が必要ですが、カラー配置を指定しない「マルチカラーおまかせ」は追加料金はかかりません。
※パドルはパックラフトには含まれていません。用途に合わせてラインナップの中から選んでください。ボート本体と同梱発送の場合、パドル代15%offです。(例外:Werner社パドルは10%off、他)
※オンラインショップに掲載。【アルパカラフト社製品の「初期不良と返金」、「保証」と修理について】
※オンラインショップに掲載。【安全に関する警告】
※関連ブログ記事。【アルパカラフトの「弱点」】他のジャンルのボートと比較。知っておくべき特徴。初めてボートを買う方も。
※関連ブログ記事。【川下りにおける「リスク」と「基本技術」】これから川下り初める方へ。川下りの危険の考え方。