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アルパカラフトはアメリカ・コロラド州・マンコスという小さな街のはずれにある工房で、地元で雇用された職人を含む10人程の小さなチームにより手作業で造られています。基本となるコンセプトはシンプルなままですが、世界で最も軽く、丈夫で、効果的な”パックラフト”(パッキングできるラフト)を造るために、15年間、製造技術、素材選択から、形状デザインまで開発し続けています。これまであったパックラフトより影響力のあるアルパカラフトのデザインとイノベーションにより、このスポーツが完全に再定義され、世界中で冒険家によってパックラフティングの可能性が、想像を超える程拡げられています。アルパカラフトは品質保証期間は3年間で販売しています。シンプルでリペアしやすいことも特徴の1つであるアルパカラフトは、15年前から製造したボートのほとんどが今も水の上で活躍しています。

 

Brooks Range ©Alpacka Raft LLC.
An early Brooks Range trip in Sevylor Scouts- ©Alpacka Raft LLC.

 

1艇目のアルパカラフトは、アラスカ・ブルックスレンジのウィルダネスを横断する冒険のために造られました。15年以上が経過した現在も(2016年)、よりシンプルで丈夫なパックラフトを造るため、製造技術を開発し、その時々で入手可能な新素材を採用し、新しい形状デザインを模索し続けています。アルパカラフトは、1艇1艇ハンドメイドされており、機能に影響のない範囲での個体差があったり、製造過程でついた多少の汚れがあることもあり、 工芸品のようなインフレータブルボートだと言えます。また、常に新しいアイデアを試し採用しており、シーズン途中でも、仕様の変更などが行われることも珍しくありません。 これらはAlpacka Raft社の開発ビジョンが、ボート本体に向けられているのではなく、そのボートを使って何ができるのか、どこに行けるのかということにフォーカスしているからです。結局のところボートはツールであるだけです。素晴らしい経験のために、、

 

 

Hmm..  looks like there’s water,  I’ll pack a raft!

Thor, pondering boat design -©Alpacka Raft LLC.
Thor, pondering boat design -©Alpacka Raft LLC.

 

 

Alpacka Raftの歴史

 

Alpacka Raft社は2001年、アメリカ・アラスカ州Chugiak(アンカレッジ近郊の小さな街)で始動しました。冒険の装備を酷使し何でも壊してしまうThor Tingey(トール・ティンゲイ)は、2度のアラスカ・ブルックスレンジのウィルダネスでの長期遠征で、それまでよく使用されていたパックラフトである “Sevylor trail boat” と “Curtis Design raft” を使用し破壊してしまいました。それからThorの母でありAlpacka Raft創立者であるSheri Tingey(シェリー・ティンゲイ)は、息子の為により丈夫なパックラフトを造り初めることになります。Sheriの遍歴は1960年代から始まりました。生まれ育ったアリゾナ州フェニックスでSheriは、家族が驚くほど、自分の持っているほとんどの服を切り裂き、多数の服をリデザインしました。その後、フェニックスのしがらみから逃げ出し、ワイオミング州ジャクソンで、”スキーバム/カヤックバム”として、1970年代にアウトドア業界におけるキャリアを開始しました。

 

当時は現代的なアウトドア衣料メーカーが他にまだあまり無い中で、ジャクソンホールで “Design by Sheri,”というスキーウェアブランドを始めました。Sheriは、ジャクソンに初めてホワイトウォーターカヤックを持ち込んだと言う説も。Sheriは、家族の為など様々な状況からそのアウトドアギアビジネスを売却しましたが、また息子のために、この世界に戻ってくることとなりました。Thorは、辺境の川を下るために軽く、丈夫で、20kgほどの大きな荷物と自分を運べる浮力を持ったインフレータブルボートが必要でした。さらに岩がゴロゴする上流部の浅瀬や、うっそうと茂る森林地帯でのポーテージ、そしてクラスIIIのホワイトウォーターなどの酷使に耐え得るボートが必要でしたが、使用していない時は、当然すべての荷物は背負うことになるので軽量であることは必須でした。また彼は熱心なフライフィッシャーでもあったので、アクセスの困難なキャスティングスポットに行けるものを望んでいました。これらのニーズから最初のアルパカラフトは誕生しました。

 

 

Sheri Alpackaraft 392
Sheri getting her ‘idea face’ paddling in New Zealand

 

 

これらの年月が過ぎ、アラスカでの時代を経て、Alpacka Raft社はコロラド州・マンコスの牧場の脇に小さな自社工房を構えました。自転車で行ける距離にスタッフの家があり、ちょっと車で走れば素晴らしい”combat boating”ができるクリーク(小さめの川)があり、他のアウトドアアクティビティにとっても最高な場所です。今日のアルパカラフトは、ボーティングコミュニティからたくさんのフィードバックを得て、数年の実験、リデザインを経てきた製品です。Sheriは社長でありヘッドデザイナーであり続けます。

Alpacka Raft社は実に風変わりな小さな会社で、完璧ではなく、たくさんの個性を持つ会社ですが、地元の職人により構成されること、最高水準のテクノロジーが使われている(目に見えない部分でも)のに信じられないくらいシンプルで、かつ使って楽しい小さいボートを産み出すことにコミットしています。Alpacka Raftは冒険のための無理難題なニーズに応えるために、小さく小さく効果的なボートを造り続けます。Alpacka Raftのビジョンは「誰もが慣れ、楽しんで使うことができ、最低限のメンテナンスのみが必要で、バックパックの底に収まる頑丈なボートを造ること」です。

アルパカラフトであまりシリアスになりすぎないように・無理をしすぎないようにしてください。これはAlpacka Raftの永続的な理念です。Alpacka Raftではこの船を「ボート界のマッドトラック」のような物だと見なしています。

 

 

17 Alpackaraft 407
The end of a good day.

 

 

Handmade in Colorado, USA

 

(上記の内容はAlpackaRaft社サイトより転載したものです)

 

 

アルパカラフトとはどんなボートですか?

 

アルパカラフトは挫折しにくいボート  —当社ツアー参加者

アルパカラフトは夢のあるボート  —当社ツアー参加者

AlpackaRaft is capable in many conditions including whitewater and rough seas. But there’s always a better option out there… in whitewater you’d do better with a hard shelled kayak. And in rough seas you’d be happier in an aircraft carrier.
Where the packraft shines above all other boats is when it’s in your pack —Bretwood Higman

packrafts are compromise boats. They might be for pushing the limits in compromise (multi-aspect) expeditions. Compromises. But wonderful!  —Alastair Humphreys

“They were what made this amphibious journey possible.” —Erin McKittrick

“Everyone can paddle a packraft.” —Roman Dial

Stealth Boat —Unknown

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ALPACKA RAFT is like a Volkswagen Beetle. —Sheri Tingey

Simple is safe —Sheri Tingey