■その他

川下りの世界には川のグレードがあります。ラフティングツアーなどに参加された方は耳にした事もあるかもしれません。パックラフトはラフトボート・カヤック・カヌーなどに比べ、浅く水の少ない川も楽しく安全に下ることができます。しかし大きな波などには弱いという特徴があります。

そこでパックラフトの世界では独自のPR(PackRafting)グレードを定めています。

PR1:

湖やゆっくり流れる川で、特別なテクニック・装備は必要なく誰でも下れる。

PR2

素直に流れる川で、小さな波がある。岩や木などの障害物や浅い所をさけて通る為に、ボートを操縦して川を左に右に移動するテクニックが必要。

PR3

30〜60cm程の連続する波がたち、ボートが水浸しになったりひっくり返されたりする程のホール(水の巻き返し)やエディー(渦)がある。岩や障害物や行きたくないホールを避ける為にバックパドル(後ろに漕ぐ)や上流に向かって漕ぐ技術が必要。ボートに荷物をパッキングする技術があった方がよい。

PR4

パワーが激しく不規則な流れの瀬があり、下見をして水の流れを読む必要がある場合も。荷物を乗せたボートだと転覆する可能性が高い。ボートの中に入る水を防ぐ為に、スプレースカートをした方がよい。スイフト・ウォーター・レスキュー(急流救助)の知識・技術があった方が良い。

PR5

カヤックやラフティングなどでグレード4〜3+に分類される流れ。下見が必要な瀬がある。充分な装備と技術・経験が必要。荷物を乗せてないボートがよい。パワフルな流れの中でもボートを正確に操縦し続けなければならない。スイフト・ウォーター・レスキューのトレーニングをしたチームが必要。

※安曇野エリア以外で開催するツアーは基本的には、趣味として取り組む人を対象としている為、レンタル有料になります。比較的難易度の低い場所(PR1〜2.5)での企画ツアーなどは例外的にレンタル付きのツアーもあります。

 

※「■Moving Water Basic」無料レンタル参加は、生涯5回まで可。以後有料レンタルとなります。

※「■WhiteWater Packrafting」 有料レンタル参加は、生涯5回まで可。以後マイボートマイ装備での参加のみ可となります。

 

サニーエモーションでは参加者の方に、ダウンリバー行為が補償の対象となる、傷害保険(ハイキング保険や山岳保険など)に、ご自身で加入することを義務付けております。すでに加入済みの方はダウンリバー行為が補償の対象であることを確認してください。未加入の方は事前に加入の上、ご参加ください。サニーエモーションでも加入いただけますが、当日受付はできませんのでご注意ください。
保険限度額以上の責任は負いかねますのでご了承ください。

・短期の国内旅行傷害保険

ご理解、ご了承して頂いた上でサニーエモーションのツアーに申込みして下さい。

サニーエモーションダウンリバーツアー参加における確認書

サニーエモーションの企画、主催、運営するダウンリバーツアーは、気象条件をはじめ、自然環境での厳しい状況が予想される野外スポーツです。ダウンリバーは大きな危険(死亡や重大な障害を含む)を内包したスポーツであり、また、安全を確保する装備や技術が完全でないことを認識してください。

ガイドはお客様の安全を確保する為に、常に危険を予測し判断して行動します。本質的に自然が持っている危険を減らすことはできますが、完全になくすことはできません。

万一、事故、負傷、疾病等を被られた場合、都市生活におけるような迅速な救出や医療サービスを受ける事はできない場合があります。また危険を回避する為には、お客様ご自身の自己判断による、安全意識と行動が不可欠です。

参加するにあたっては、これらのことを十分に理解し、また、主催者の関与し得ない天災や天候による不可抗力の災害、主催者側の故意・重大な過失に起因しない不測の事故等、が起こり得る可能性があることを理解してください。

※レンタル品について破損、紛失をされた場合は、実費にて弁償していただくことになりますので、大切にお使いいただけますよう、お願いいたします。

※ツアー中における映像・写真(ガイド撮影、参加者撮影のいずれも)、地形情報などに関する、テレビ・雑誌・インターネットへの掲載の際は、なるべく事前に相談していただき「サニーエモーションのガイドツアー」であることが分かるような形での情報発信をお願いいたします。これは宣伝などの為ではなく、安全で、正しい情報の流通を目指している為です。また撮影を希望されない場合はお申し出ください。

以上の点について、ご不明な点等ありましたらガイドにお尋ねください。

 

私は、サニーエモーションダウンリバーツアーに個人の責任のもとに参加し、ツアー中に起きた事故に対してサニーエモーションおよびガイド個人に対してあらゆる損害賠償をしないことを誓います。

上記の内容を理解し確認して参加することを誓約します。

201 年  月  日

氏名              

サニーエモーションでは、ダウンリバーの基本の普及、パックラフティングの基本の普及、アルパカラフトのプロモーションを兼ねて、ガイド業、ライダー、プロスポーツ選手であることを生業とする方には安曇野でのトレーニング&ダウンリバー1コースに研修として参加していただけます。ご希望の方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。<br>

※参加日はトレーニング&ダウンリバー1安曇野コースが開催される日に限ります。

※対象者であるかの判断はサニーエモーションがします。

※車の回送などの水上以外での行動を手伝っていただく場合がございます。

カヤック、カヌー、ラフティングなどのリバーガイド:無料

山岳ガイド、キャニオニング、バックカントリースキースノーボードガイド、ライダーなど:ダウンリバーに必要なウェア装備レンタル代(※別ページ参照)

■よくある質問

サニーエモーションのツアーに参加していれば、自分自身で川下りに行けるようになりますか?

分かりません。
人によるかと思います。何回もツアーに参加されて、ご自身でも川下りを楽しまれている方もたくさんいらっしゃいます。サニーエモーションのツアーでは、その日のコンディション・漕ぎ手のレベルを考慮して実際に川下りを経験していただき、慣れていただくいく中で、可能な限り、川下りに必要な考え方・技術などを伝えております。

ただ、何か苦手な部分がある方に対して、個別に矯正するというようなサービスは現状では、サニーエモーションの能力的にできないこともあるかもしれません。ですので、自分より慣れた誰かと一緒に川下りに行かなければならない場合もあるかもしれません。

逆に、ツアーや講習などに全く参加しない方もいるかもしれませんが、基礎や知識なく、少しでも流れのある川に行くことは、ほぼ全て方に対して推奨しません。このような事は個人の自由であり、強制できることではありませんが、経験が浅いうちは本当の怖さは分からないと考えています。緩い場所でもそれなりに危険があります。

どのようになったら自分自身で川下りに行けるようになりますか?

分かりません。
それを決めるのは自分自身です。サニーエモーションで、「もう大丈夫」「あそこなら大丈夫」という免罪符は発行できません。極端な例だと、死を恐れなければ、経験が浅くてもほとんどの場所に行けるでしょう。このページを無視できないうちは、適切な経験者に習い、充分な知識・経験・技術を持ち、余裕のあるフィールド選択が好ましいでしょう。川下りの世界も他の物同様、奥が深く、カヤックやレスキュー技術などにも取り組み、極めようとすれば、終わりなき道でしょう。
一人で川に行けますか?

全く、オススメしません。
複数でしか対応できない、レスキュー状況も多いです。簡単な例だと、フリップ(転覆)してボートを離したら、追いつけないスピードでどこまでもボートが流れていくこともあります。
ハイクと組み合わせて楽しみたいのですが、、、

日本は、アルパカラフトの生まれたアラスカのような場所に比べると小さく急峻な島国で、人口密度も高く、ゆったり下れるような場所にはほとんど人が住み、車で入れる林道などがあり、「登山道などのハイクでしか行けない川」というような場所は非常に少なく難易度が高いです。経験を積んで、様々なスキルを持ってからしかチャレンジできないような場所です。気軽にチャレンジできるような所ではありません。

とは言え遊びですので、登山道のハイクの必要性有無にこだわることなく(ほとんどのスポーツ・アウトドアアクティビティに必要性はあるでしょうか?)、自転車やスキーなどにも機能、耐久性を犠牲にしても機動力を優先させた道具があるように、車を使わないで、もしくは1台の車で、ハイク、公共交通機関などにより、全ての装備を背負い、川以外の移動をスムーズに、水上では、浅い所も行け、装備積載もより自然に行える、という点からは今までの他のボートに比べ、際立ったメリットがあると言えます。世界に目を向ければ、広大な誰も住んでいないエリアに流れる川、人は住んでいても、車道もない場所、など、アルパカラフトでしか成し得ないような冒険があるでしょう。また、創造力を発揮すれば、あなたの家の近所でも冒険ができるでしょう。

激流で使う場合、アルパカラフトと、ホワイトウォーター用カヤックではどちらがすごいですか

激流走破性限界値では、ホワイトウォーター用カヤック(以下:リジットカヤック)が勝ります。開発ビジョンの違うものを比較すること自体に疑問を感じる部分もありますが、敢えてアバウトに比較すると

●難易度の高くない所ではアルパカラフトは、横方向に安定していて、操作性も軽い、本体が軽い。リジットカヤックは、横方向に不安定で、操作性が重い、本体が重い

●難易度の高い所ではアルパカラフトは、横方向に自由度が少なくエッジが効かない、ロールもできない、直進性がない、遅い(※サイストラップ付きモデルはロール可能です)。リジットカヤックは、横方向に自由度が高くエッジを効かせられる、ロールが出来る、直進性がある、早い。

となり、難易度が高くなればなるほど、習熟すればするほど激流走破性限界値が高いカヤックのメリットが大きくなるでしょう。それほど難易度の高い所に行かず、技術的な習熟を優先しない場合はアルパカラフトのメリットが大きい場合もあるかもしれません。

海でも使えますか?

このような疑問を持つ時点では海には行かない方が無難です。サニーエモーションでは海の経験が少ないので多くは語れません。風、潮流、地形、気象など、知るべきことは多いでしょう。

アルパカラフトを含む、インフレータブルボートは最も海での使用に向いていないジャンルのボートになります。上陸してパッキングする必要性がない場合は、アルパカラフトは選択しない方が賢明です。使用する場合も、ボートがパンクした場合、転覆した際にボートと離れてしまった場合に泳いで帰れないようなところでは使用しないでください。転覆した際にボートが体から離れてしまい再乗艇できずに凍死する可能性も否定できません。またボート上であっても、疲労、ハイポサーミア(低体温症)で死亡する場合もあります。

また逆に、海での知識と経験があれば、アルパカラフトで海と陸を組み合わせた新しい冒険ができるかもしれません(川と陸のそれ同様に)。

湖でも使えますか?

海よりは注意することが少ないかもしれませんが、風、波、気象、地形に注意してください。湖でも風が吹けば、高い波が立ち、容易に転覆します。ボートがパンクした場合、転覆した際にボートと離れてしまった場合に泳いで帰れないようなところでは使用しないでください。また転覆した際にボートが体から離れてしまい再乗艇できずに凍死する可能性も否定できません。またボート上であっても、疲労、ハイポサーミア(低体温症)で死亡する場合もあります。湖でも死亡事故が発生しております。

また逆に、必要な知識と経験があれば、アルパカラフトで湖と陸を組み合わせた新しい冒険ができるかもしれません(川と陸のそれ同様に)。

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