説明
上記写真(上中央)のブルーモデルはカーゴフライ仕様の物になります。
上記写真(下の左端)のモデルはデジタルカモのカラーサンプルになります。船体の形状は別の物になります。
アルパカラフトは装備を積載してのアラスカのウィルダネスへの遠征から、グランドキャニオンのホワイトウォーター、電車を使っての街中の運河まで、どこへでも持って行けるボートです。アルパカラフトのメインラインである「アルパカ」「ユーコンヤック」「デナリリャマ」は、万能で、ラインナップ中で最も汎用性が高いパックラフトです。多様性のあるクルーザースプレーデッキモデル。
特徴
■クルーザースプレーデッキ
アルパカラフトのスプレーデッキは、ホワイトウォーター・風雨・荒れ模様のコンディションの中で漕ぎ手をよりドライに、暖かく保つ為にデザインされています。水しぶきがあがるホワイトウォーターや低温なコンディションで漕ぐ場合はスプレーデッキの使用をお勧めします。
クルーザースプレーデッキはボートに溶着されていますが、開閉部分は止水ジッパーとベルクロで取り外しが可能です。開閉部分以外のパーツは溶着されており、取り外すことは出来ません。クルーザースプレーデッキは100%防水ではありません。クルーザースプレーデッキの目的は、降りかかる水の95%程をシャットアウトする事です。
・インブレータブルラップパッド:スプレーデッキの太腿の上の部分に気室を設けることにより水が溜りプール状になるのを防いでいます。
・ウエストエラスティック:スプレーの上端にエラスティックコードが通っており調節可能。
・ベルクロクロージャー:スプレーデッキの左辺はベルクロになっており、通常の乗り降り、フリップ(ひっくり返ること)した時に水面下での素早い脱出が可能です。また開閉部分の左端にはループ状のハンドルがついています。
・取り外し可能:左辺以外の周囲は止水ジッパーになっており、スプレーデッキを完全に取り外すことが可能。バウ(船首)側のジッパーだけ繋いだまま、丸めて固定することも可能。
・沈脱(転覆時の脱出)の練習をしてください:流水上で使用する前に、プールや静水などの安全な場所で沈脱の練習してください。
・PFD(ライフジャケット)とスプレーデッキの干渉:カヤック用のローカットのPFDはスプレーデッキを押し下げ、スプレーデッキ上に水が溜りプール状になってしまうことがあります。身体の上部・肩の周囲に浮力のあるPFDや、胴回りが薄手のPFDがお勧めです
■サイズについて
アルパカラフトのスタンダードシリーズは「アルパカ(S)」「ユーコンヤック(M)」「デナリリャマ(L)」の3サイズから成り、基本的には身長・股下によって選択します。操作性を重視する場合は、下記の推奨サイズを参考に、なるべく下半身がフィットするようにタイトに乗り、足をコクピット内で突っ張ることにより”下半身をフレームとして”ボートに張りをだします。ゆったり乗りたい、荷物が多い・大きいというようなシュチュエーションでは、大き目のモデルの方が快適な場合もあります。
推奨サイズ | 身長 | 股下 |
---|---|---|
アルパカ(S) | 173cm以下 | 81cm以下 |
ユーコンヤック(M) | 173~183cm | 83cm以下 |
デナリリャマ(L) | 183~190cm | 88cm以下 |
身長の割に足が長い方や、体重がある方は、推奨サイズよりワンサイズ大きい方が、最適な場合があります。また、身長の割に、座高が高い方は、小さいボートの方がフィットする場合もありますが、重心が高くなる為、不安定になることもあり、フィット感より全体的な重量バランスを優先した方がよい場合もあります。
身長の低い方が、荷物を乗せて波のある所で使用する場合や、よりテクニカルな川で使用する場合は「スカウト」より「アルパカ」が適してます。「スカウト」は静水からクラス2のリバーフローティング程度を対象としております。身長190cm以上の方や、「デナリリャマ」より広いスペースが必要な場合は「エクスプローラー」がオススメです。
スタンダードシリーズで最も大きい「デナリリャマ」は緊急時に2人乗りに対応できる浮力を持っています(※静水での使用に限る。スペース的には多少窮屈です)。パドリングスポーツ以外の目的などで、複数人が静水上を渡渉する際に、1艇のボートで1人の漕ぎ手が必要回数往復することにより、最小限の装備で全ての乗り手と荷物を移動させることができます。
通常の大人2人乗りでの使用の場合は「エクスプローラー42」をオススメします。
■補足
ボートの膨らませ方はインフレーションバックのページを参考にしてください(付属しています)。
流水で使用する場合はフロアパッドの使用を強く推奨します。これは岩などとの衝突のショックをやわらげ、パドラーの臀部とボートのボトムの生地を守る為です。水温が低い場合は断熱材としても有効です。